20代女性 産後の腰痛が改善

来店動機

産後3ヶ月ほど経過したころ、朝起きる際に腰の痛みを感じるようになった。

数日の間、毎朝のように腰の痛みを感じたのと、以前から首の痛みを感じていたため放置してはいけないかもと思い、産後の身体のケアも兼ねて、治療院を探して当院を知り来院した。

初診問診

症状は起き上がる際の腰部の痛みが最初に出て、まっすぐ起き上がれなくなっていた。

また、その後お子さんを相手しながらの家事が辛く、何とかしたいとの事だった。

症状自体は産前から少しあったが出産を機にまた悪くなってしまったそう。

姿勢分析

姿勢の分析を行い、症状の原因を探ったところ、骨盤の前傾と猫背が強くみられていた。

腰の痛みについては骨盤の前傾からくる左右の腰の筋バランスの崩れと猫背がそのまま腰に負担をかけることで起こっていた。

 

実は腰椎と頸椎は相互にバランスを取り合うため、頸椎が曲がることで腰にも負担がかかってくる。

大本の原因は骨盤の前傾が強いことであるため骨盤の治療が必要であることを伝えた。

身体所見、運動検査

実際に腰部の筋肉を触診していくと、腰部の筋肉には強いハリ感がでており、左右でも硬さに差が出ていた。

熱感もあったため、腰部には炎症が起こっていた。

 

運動検査では、腰部の伸展運動と回旋運動で痛みが出ており、さらに肩の動きも悪くなっていた。

初回治療

治療内容

症状の原因が骨盤にあるため、この症状に対処するためには筋肉への治療だけでなく骨格を治療していく必要がある。

今回は骨盤矯正と筋肉調整を行い体の変化を見ることにした。

 

治療後は腰部の伸展時の痛みが軽減し、可動域も大幅に広がっていた。

1度で変化が大きく出ているため、この調子で治療ができれば問題ない。

本人にも必要な治療ペースを伝え、初回は終了とした。

2回目治療(2日後)

治療前問診で体調を聞くと、今日はまっすぐ起きれるようになったという。

まだ子供を抱いた時に腰が痛むことがあるとの事で今後も腰の痛みで困らないように治療を継続していく。

4回目治療(約1週間後)

当初の腰の症状はほぼ消失していたが、育児の中で痛みを感じることもあるとの事できちんと骨盤が安定するまでは治療が必要と判断し、今後も治療を続けて痛みが育児をする中でのストレスとならないようにしていく。

8回目治療(1か月経過)

1か月が経過したころには自覚症状はなくなり、育児もストレスなく行えているという。

今後もうしばらく体のケアをしながら様子を見ていくことにした。

施術者のコメント

産後の症状は人によってさまざまで今回のような腰の症状を始め、膝や肩に症状が出るケースもあります。ケアをしなかったことで産後1年たっても症状が落ち着かない、という方もいらっしゃいます。

また、産前から隠れていた症状が産後の身体のバランスの変化を機に姿を現す場合もあります。

産前から気になることがあったり、産後に体の変化が現れた場合は放置せずに治療をすることが大切になりますので、お気軽に当院にご相談ください。